テジャスはインドで現在運用中のMiG-21の後継機として1980年台から開発されてきた軽戦闘機です。計画を開始したのは1983年で当時アメリカと協力し1993に初飛行を目標としていましたが開発費の増大でかなりの遅れを出しました。また1998年にインドが行った核実験の制裁としてアメリカの協力を得られなくなった為さらに遅延。結局初飛行したのは2001年とインド人もビックリなくらい長い間日の目を見れなかった機体です。
インド空軍の使用条件に合わせて、高地で高気圧の離着陸性能に配慮しています。機体の製作はヒンドゥスタン・エアロノーティクス(HAL)が行い、搭載するカヴェリエンジンはインド国立ガスタービン研究所が開発しています。
テジャスは水平尾翼やカナードを持たないクランクドデルタ翼を採用しており、主翼付け根に厚みを持たせたブレンデット・ウィング・ボディ整形を施しています。エンジンはインド国産ガヴェリ・ターボファン単発を予定していますが、こちらは機体よりも開発が難航していること、またアメリカの経済制裁が解除されたことから、初期量産型にGE社製F404を搭載し、カヴェリエンジンが完成し次第搭載エンジンを変更する方針となっています。
機体設計は古いながらも手堅く、ある程度発展性が考慮されていた為現代の最新技術を追加しておりフライバイワイア、コクピットのグラスコックピット化、アビオニクスも最新のものが搭載される予定です。
世界の空軍 (ミリタリー選書)
インド空軍の使用条件に合わせて、高地で高気圧の離着陸性能に配慮しています。機体の製作はヒンドゥスタン・エアロノーティクス(HAL)が行い、搭載するカヴェリエンジンはインド国立ガスタービン研究所が開発しています。
テジャスは水平尾翼やカナードを持たないクランクドデルタ翼を採用しており、主翼付け根に厚みを持たせたブレンデット・ウィング・ボディ整形を施しています。エンジンはインド国産ガヴェリ・ターボファン単発を予定していますが、こちらは機体よりも開発が難航していること、またアメリカの経済制裁が解除されたことから、初期量産型にGE社製F404を搭載し、カヴェリエンジンが完成し次第搭載エンジンを変更する方針となっています。
機体設計は古いながらも手堅く、ある程度発展性が考慮されていた為現代の最新技術を追加しておりフライバイワイア、コクピットのグラスコックピット化、アビオニクスも最新のものが搭載される予定です。
原型初飛行 | 2001年1月4日 |
全幅 | 8.20m |
全長 | 13.20m |
全高 | 4.40m |
乗員 | 1名 |
エンジン | GE製 F404-GE-F2J3、GE製 F404-GE-IN20、カヴェリGTX-35VS×1 |
最大速度 | M1.8 |
最大離陸重量 | 12,500kg |
航続距離 | 850km |
生産数 | 約200機(予定) |
世界の空軍 (ミリタリー選書)