De-Havilland-Comet

イギリスのデ・ハビランド社が製造した世界初のジェット旅客機「DH.106(コメット)」のトリビュートフィルムです。コメットは第二次世界大戦後急速に発展するジェットエンジンを搭載した民間旅客機としてデ・ハビランド社が開発を開始。1952年5月2日には「英国海外航空」にて商用運航が開始され世界初のジェット旅客機として華々しくデビューしました。就航当初コメットは予想以上の営業成績と世界各国から受注を受け順調かに見えましたが、金属疲労による連続空中分解・墜落事故を起こし運行停止となります。イギリスは国の威信を掛け徹底した事故原因究明を行い、調査過程は航空機の安全性と技術を著しく向上させ、多くの貴重な教訓を現在に残しました。デ・ハビランド社は一連の事故によって業績が急速に悪化し、1959年にホーカーシドレーに吸収合併され消滅しています。映像は初飛行から事故のニュースや改良されたバリエーションなど当時の貴重な映像を交えながらコメットの栄光と挫折を振り返っています。