
2014年12月28日、ボーイング社がアメリカ空軍と共同で開発中の新型空中給油・輸送機「KC-46(767-2C)」飛行試験機によるファーストフライトのダイジェスト映像です。飛行試験機体は、空中給油システムが未装備の「767-2C」で同社施設のペイン・フィールドを離陸し3時間32分のテスト飛行に成功しました。KC-46はボーイング767型民間機を基盤としており、787の15インチ・ディスプレイを装備する改良型グラスコックピットシステムに換装、フライ・バイ・ワイヤ(FBW)制御ブームはフライングブーム方式、プローブ・アンド・ドローグ方式の2形式に対応。給油オペレーター席には24インチの高解像度3Dディスプレイを完備。前部胴体上部には自らブーム方式で給油を受けられる給油口を備えます。飛行試験は767-2Cが2機と空中給油システムを装備するKC-46Aによる2機で今後FAA(米国連邦航空局)と空軍の認証取得プロセスを実施します。2017年までに18機が納入される予定。