a3000205今では世界を2分する巨大メーカーにまで登りつめたエアバスですが、当時は売れ行きが振るわず事業の存続すら危ぶまれていました。1960年代ヨーロッパでは国の垣根を超え新型エアライナー開発への気運が盛り上がります。しかし、旅客機市場ではアメリカ勢に押され各航空機メーカー単独ではとても勝ち目が無く英独仏三国の航空産業の総力を挙げてようやく対抗できるかどうかでした。旅客機共同開発が一般的でない当時、政治的、資金難等多くの試練を乗り越え欧州各国は終結し、グローバリズム象徴としてA300という傑作機を生み出します。