Phantom-Eye

2012年3月10日、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地にてボーイング社が開発中の高高度遠距離型無人偵察機『ファントム・アイ』が初の地上走行テストを実施しました。テストはNASAのドライデン飛行研究センターの協力の下、最新コントロールシステムを使用して方向指示や必要情報を伝達。ローンチカートシステム上で走行し、最高速度30ノットに達しました。ファントム・アイは、水素を燃料とする推進システムにより高い効率性と燃費を有しており、200kgの機器を搭載したまま上空で最長4日間航行する能力を有します。また、エンジン燃焼で二酸化炭素が発生せず、副産物は水だけという環境面にも優れた無人機です。