初飛行

三菱航空機、次世代リージョナルジェット「MRJ」ファーストフライトダイジェストムービー

MRJ

2015年11月11日、三菱航空機および三菱重工業は開発中の次世代リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の飛行試験機初号機(登録番号JA21MJ)による初飛行を実施。初飛行は県営名古屋空港を34滑走路から9時35分に離陸後、太平洋側の空域を利用し、水平飛行、上昇、下降、旋回など約1時間半かけ基本特性の確認を行い11時2分に着陸して初飛行を無事に完了しました。最高高度は1万5000フィート(約4500メートル)、最大速度は150ノット(約時速280キロ)。動画には、富士山をバックに空を飛ぶMRJや外部からの動作確認と撮影を行う随伴機「MU-300」「T-4」の姿も収録されています。

エアバス・ヘリコプターズ、新型汎用ヘリコプター「H160(X4)」初飛行に成功。パリ航空ショー「ファーストフライト」ダイジェストムービー

H160-completes-first-flight

2015年6月13日、エアバス・ヘリコプターズは同社が開発中の新型汎用ヘリコプター「H160(X4)」が初飛行に成功したことを発表しました。フランスパリ航空ショーでは欧州で初めてのスタティックディスプレイで飛行試験映像を展示しています。 同機はAS365(ドーファン)後継機開発プログラム「X4」として2013年より進められ、エアバス・ヘリコプターズが保有する68の特許技術を統合し、約11.2億ドル(1,345億円)を掛け開発。型式証明取得と運航開始は2018年頃を計画しています。

シコルスキー・エアクラフト、二重反転ローター新型武装偵察ヘリ「S-97(レイダー)」初飛行に成功

s-97-fistflight

2015年5月22日、シコルスキー・エアクラフト社は、フロリダ州ウエストパームビーチの開発飛行センターで、同社が開発中の二重反転ローター新型武装偵察ヘリ「S-97(レイダー)」飛行試作1号機が初飛行したと発表しました。初の飛行試験はホバリングと低速性能時の機動試験を実施。パイロットは複合同軸ローターシステムが標準的なヘリコプターである関節式ローターシステムよりも反応性が優れていた事を報告しています。S-97は今後数ヶ月にわたって、飛行エンベロープを拡大し武装偵察や簡易攻撃、特殊操作を含む将来の戦闘活動に不可欠な能力を実証する為、より進歩的な飛行試験に移行します。プロトタイプ2号機は2015年内完成を目標に最終組み立てを実施中で1号機のフィードバックを受け完成度を高め2016年に国内外でデモンストレーション・ツアーを開始する予定です。

ウクライナ、アントノフ新型輸送機「An-178」初飛行に成功。ホストメリ・アントノフ空港、飛行試験映像

An-178_fistflight

2015年5月7日、ウクライナの航空機製造企業「アントノフ」社が開発中の新型輸送機「An-178」飛行試験初号機が初飛行に成功しました。An-178は同社のリージョナルジェット旅客機であるAn-148/An-158を基本ベースとし、高翼双発をそのままに機体を大型化、最大10~18トンを積載でき、未舗装の滑走路で短距離離着陸を可能とします。飛行試験はウクライナ北部ホストメリ・アントノフ空港で約1時間、アントノフ社のテストパイロットが飛行特性の実証試験を行いました。

NASA、ハイブリット電動ティルトウィングUAV「GL-10(グリースライトニング)」垂直離着陸テスト飛行に成功

GL-10-nasa

2015年5月1日、アメリカ航空宇宙局(NASA)はバージニア州ラングレー研究所でハイブリット電動ティルトウィングUAV「GL-10(グリースライトニング)」の垂直離着陸テスト飛行に成功したことを発表しました。GL-10は実用フルスケールモデルの50%縮小版実証機として制作され全幅6.1メートルの主翼に8基、尾翼に2基の電気モーターを備え離陸時には翼を上に向け、垂直離陸を行い、上空で翼を水平状態に戻して飛行形態に移行する新型ティルトウィング機。主に場所を選ばず農業や地形観測、長時間の監視用途などを目的に開発が進められています。

ピアジオ・エアロ・インダストリーズ、新型無人偵察機「P.1HH(ハンマーヘッド)」初飛行に成功

p1hh-hammerhead

2014年2月24日、UAEアブダビで開催された「International Defence Exhibition & Conference (IDEX 2015)」でイタリア「ピアジオ・エアロスペース」が開発中の無人偵察機「P.1HH(ハンマーヘッド)」プロトタイプがトラパニ・ビルギイタリア空軍基地で初飛行に成功したことを発表しました。P.1HHは同社のビジネスターボプロップ機「P.180(アヴァンティ)」をベースにフィンメカニカと提携し開発した空中車両管理および制御システム、データリンクを搭載。2013年11月にはP.180に無人システムを搭載し飛行試験とデータ収集を続けてきました。P.1HHはP.180と広範囲で部品・エンジンを共有したことでコスト・メンテナンス性も高く、広い内部には仕様に合わせた多様な機材が収納・組み合わせることで複数のミッションに対応可能としています。

ボンバルディア、Cシリーズ130席仕様「CS300(C-FFDK)」飛行試験初号機ファーストフライトムービー

cs300

2015年2月27日、カナダ航空機開発製造大手「ボンバルディア・エアロスペース」社が開発中のCシリーズ130席仕様「CS300」が同社製造拠点モントリオール・ミラベル空港で初飛行に成功しました。CS300飛行試験初号機「R/N:C-FFDK」は現地時間11時に離陸、高度41,000フィート(約12,500メートル)255ノット(毎時470キロ)で4時間58分の各種飛行試験を終え15時58分に着陸しました。同社は今後5機の各種飛行試験機でテストを進め2015年度中に型式証明取得を目標としています。

エンブラエル、新型軍用輸送・空中給油機「KC-390」ファーストフライトダイジェストムービー

kc-390-first-flight

2015年2月3日、ブラジルの航空機製造メーカー「エンブラエル」社が開発中の新型軍用輸送・空中給油機「KC-390」ファーストフライトダイジェストムービーです。飛行試験1号機(R/N:PT-ZNF)は約1時間25分のテスト飛行でフライ・バイ・ワイヤ制御を含む、飛行特性及び制御システムの評価試験を実施。テストパイロットのロウザーダ機長は「飛行は容易で操作性もスムーズだった。KC-390の重要なマイルストーンに関われたことを誇りに思う。」と述べ、エンブラエルのフレデリコフルーリ最高経営責任者(CEO)は「この初飛行は、エンブラエルの新たな目標達成に向けた基本的なステップの一つです。KC-390は当社のこれまでの歴史の中でも最も技術的に高い次元にある機体であり、社員とブラジル空軍の協力の元、ここまで達成できたことに感謝したい」と述べています。当初飛行は昨年末を予定していましたが、調整に余裕を持たせ延期していました。

ボーイング、新型空中給油・輸送機「KC-46(767-2C)」ファーストフライトダイジェストムービー

Boeing-KC-46A- First-Flight

2014年12月28日、ボーイング社がアメリカ空軍と共同で開発中の新型空中給油・輸送機「KC-46(767-2C)」飛行試験機によるファーストフライトのダイジェスト映像です。飛行試験機体は、空中給油システムが未装備の「767-2C」で同社施設のペイン・フィールドを離陸し3時間32分のテスト飛行に成功しました。KC-46はボーイング767型民間機を基盤としており、787の15インチ・ディスプレイを装備する改良型グラスコックピットシステムに換装、フライ・バイ・ワイヤ(FBW)制御ブームはフライングブーム方式、プローブ・アンド・ドローグ方式の2形式に対応。給油オペレーター席には24インチの高解像度3Dディスプレイを完備。前部胴体上部には自らブーム方式で給油を受けられる給油口を備えます。飛行試験は767-2Cが2機と空中給油システムを装備するKC-46Aによる2機で今後FAA(米国連邦航空局)と空軍の認証取得プロセスを実施します。2017年までに18機が納入される予定。

エアバス、ファミリー最新モデル「A320neo(MSN6101)」ファーストフライトダイジェストムービー

A320neo_fistflight

2014年9月25日、エアバスは開発中ファミリー最新モデル「A320neo(MSN6101)」がトゥールーズ・ブラニャック空港から離陸し、初飛行に成功したことを発表しました。MSN6101(R/N:F-WNEO)は米プラット&ホイットニー製次世代エンジン「PW1100G-JM」を搭載、飛行性能の評価とシステムの動作を検証し、約2時間半の飛行試験を実施。初飛行の様子はライブ中継されました。今後はCFMインターナショナル製「LEAP-1A」エンジンを載せた機体とPW1100G-JMを搭載機する計8機を利用して、約3000時間の飛行テストが実施される予定です。
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