先進技術実証機三菱重工業は28日、防衛省から受注した研究試作工事である先進技術実証機の実大構造試験供試体の組み立てを開始しました。これにより、ステルス性、高運動性といった将来の戦闘機に適用される先進技術の飛行試験を実施するための実証機づくりは、製作段階へ移行することになります。三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県海部郡)では同日、これを記念して「先進技術実証機鋲打ち式」が開催されました。同社では、今回の実大構造試験供試体の組み立てを皮切りに飛行試験機の製作を推し進め、2014年の初飛行を目指します。