ka50Ka-50(ブラックシャーク「NATOコードネーム:ホーカム」)は旧ソ連カモフ設計局が「Mi-24」の後継機として1977年より軽量でコンパクトな機体を目指し得意とする二重反転ローター技術を導入して開発。対空・対地両方に優れ、世界で初めて射出座席を装備するヘリコプターとして1987年には競争試作機であるMi-28に勝利し量産発注が行なわれます。しかしより堅実な設計で夜間戦闘能力を強化したMi-28Nの登場により主力ヘリとしての採用は撤回され、現在はMi-28を補佐する戦闘ヘリとして少数が量産配備されるに留まっています。民間企業となったカモフでは輸出に力を入れており、不評だった単座型を改良した並列複座型「Ka-52」を海外に向け積極的に売り込みを図っています。