ロッキード・マーティン

ロッキード・マーティン「C-130(ハーキュリーズ)」初飛行60周年アニバーサリームービー

C-130_60YearsClimbing

1954年8月23日、カリフォルニア州ロッキード社の航空工場に隣接するバーバンク飛行場から試作機YC-130が初飛行成功から今年で60周年を記念しロッキード・マーティン社では同機の軌跡を振り返る映像を公開しました。同時にFacebook、Twitter、Instagram、Flickr、LinkedIn、Google+、YouTube等ソーシャルメディアに世界中からC-130の写真や動画を特設サイトで共有するイベントを9月30日まで開催します。C-130シリーズは高い輸送力と汎用性から現在も生産が続いており、これまでに合計2,500機以上が生産され、ガンシップ型や電子戦型、民間型等多くの派生機が世界70カ国で運用されている傑作輸送機です。

ロッキード・マーティン、「ASLアビエーション・グループ(ASL Aviation Group)」よりC-130J民間型「LM-100J」を最大10機受注

AL100J

2014年7月16日、ロッキード・マーティンはファーンボロ国際航空ショー会場で、アイルランドを拠点とする航空関連サービス会社「ASLアビエーション・グループ(ASL Aviation Group)」よりC-130J(スーパーハーキュリーズ)民間型「LM-100J」を最大10機購入する合意書に署名したことを発表しました。LM-100JはC-130Jのストレッチモデルの民間型として2014年2月3日に計画が発表。C-130Jを基本としグラスコックピット化により2メンクルーによる人員削減、エンジンへ換装による燃費と最大速度が上昇し、既存のL-100シリーズより輸送量が約33%向上する見込みです。受注は今回が初めてとなり、開発プログラムはプロトタイプ製造へ進み2017年前半にFAA形式証明取得を目指します。

ロッキード・マーティン『ブレンデッドウィングボディ(BWB)』次世代軍用輸送機コンセプトを公開

Lockheed-Martin-Refines-Hybrid-Wing-Body-Airlifter-Concept

米軍需企業大手ロッキード・マーティンは従来機と比べ燃料消費を大幅に削減する『ブレンデッドウィングボディ(BWB)』の次世代軍用輸送機コンセプトを公開しました。軍用輸送機は軍が定める要求性能を重視し燃費は二の次でしたが、昨今高騰する燃料価格と削減され続ける予算に世界各国の軍は直面しており、短期的な対策としてウィングレットの装着や改良型エンジンへの換装を行っていますが根本的な解決には至っていません。ロッキード・マーティンでは空気力学的効率を追求し大幅に燃費削減する新型輸送機の研究を2009年から進めており、フェーズ1の目標である次世代軍用輸送機の定義が完了。現在は詳細な機体仕様と構成の検証を進めています。

『F-35A(ライトニング II)』アメリカ空軍アクロチーム「サンダーバーズ(Thunderbirds)」イメージCG【写真9枚】

F-35_Thunderbirds

米ロッキード・マーティンが開発中のステルス戦闘機『F-35A(ライトニング II)』にアメリカ空軍アクロチーム「サンダーバーズ」カラーペイントを適用したイメージCG写真です。度重なる開発の遅延とコスト上昇が議会でも問題になり始める中、同社の広報を担当するマルチメディアチームがイメージ戦略の一環として2009年に公開しました。サンダーバーズは1983年以降歴代使用機の中でもF-16を長期に渡り運用中で、米空軍が大量に調達予定のF-35は後継機として採用される可能性が高い機体です。

ロッキード・マーティン(スカンクワークス)、マッハ6で巡航する極超音速無人機「SR-72」発表

SR-72

2013年11月1日、ロッキード・マーティンの「先進開発計画部門(スカンクワークス)」は極超音速無人機「SR-72」を研究していることを発表、同時にコンセプトイメージを公開しました。1960年代にロッキード社が開発した「SR-71(ブラックバード)」と違い、完全無人機で巡航速度も約2倍のマッハ6(毎時7,350キロ)を目標としています。偵察だけでなく攻撃機としても想定しており超音速ミサイルと組み合わせることで、目標は反応することすらできないだろうとプログラムマネージャ「ブラッド・リーランド」氏は述べています。飛行デモンストレーター機は速ければ2018年までには製作でき、順調に行けば2030年までに運用が可能としています。

ロッキード・マーティン、米海軍『UCLASS(無人艦載偵察攻撃機)』スカンクワークス設計コンセプト(シーゴースト)を公開

UCLASS

2013年4月8日、ロッキード・マーティンはワシントンDCで開催中の「Navy League's Sea Air Space Exposition(海軍海上航空宇宙博覧会)」において、同社スカンクワークスが設計する米海軍『UCLASS(無人艦載偵察攻撃機)』のコンセプトを公開しました。コンセプト機はアフガニスタンに配備されている無人ステルス偵察機「RQ-170(センチネル)」をベースとし現在開発中のF-35Cで培われた技術やソフトウェアを統合・利用することで高い汎用性とリスク低減を目標としています。2012年には一部コンセプト概念を公開しており、当時はシーゴーストと呼ばれていました。

ロッキード・マーティン、多目的無人リモートヘリコプター『K-MAX UAV』プロモーション動画

KMAX

カマン社製交差反転式回転翼のヘリコプターであるK-MAXの高い運搬能力にロッキード・マーティンが注目し、危険性の高い戦場、化学・生物災害、放射性事故、火災現場等で遠隔操作による運用を目的に開発された無人タイプ『K-MAX UAV』プロモーション動画です。映像の試験機はアフガニスタンで展開する米軍に600ミッション200万ポンドの物資を輸送しており、今後実用化が本格化すると戦場での物資運搬も無人化がより進むことになります。

アメリカ国防総省、ロッキード・マーティンと『F-22(ラプター)』アップグレード契約締結。総額69億ドル(約6,400億円)

f22upgrade

2013年2月20日、アメリカ国防総省はロッキード・マーティン社と『F-22(ラプター)』のアップグレード事業契約の締結を発表しました。契約金額は69億ドル(約6,400億円)、改修作業は「インクリメント3.2A」「インクリメント3.2B」の複数の段階からなる長期的なもので2023年2月20日までに完了を予定しています。米軍では軍事予算強制削減や3軍が調達を予定しているF-35の予定配備時期とコスト増加により、連鎖的に戦略計画の見直しが生じており、既存機材の耐用年数延長と性能改修が急務となっています。

ロッキード・マーティン、フォートワース工場『F-35(ライトニングⅡ)』量産型最終組立て工場動画

f35factori

米テキサス州ロッキード・マーティン「フォートワース工場」で行われているF-35(ライトニングⅡ)量産型の最終組立てラインを映したダイジェスト映像です。動画では広大な工場に集約されている各パーツが徐々に組み立てられていく工程が確認できます。量産工場では機体外板の穿孔作業や結合部のレーザー計測、電波吸収塗装等が現状可能な限り自動化が取り入れられており、コスト削減に貢献しているとしています。日本では自衛隊用F-35の最終組み立てと米軍機の検査工程、部品のライセンス生産比率4割という条件を獲得しているので今後同工場に近いラインが建設されると考えられます。

ロッキード・マーティン、無人機開発メーカー『チャンドラーメイ(ChandlerMay)』社を買収。スカンクワークスUAV開発部門に吸収

chandlerMay

2012年11月13日、ロッキード・マーティンはアラバマ州を拠点とする無人機開発メーカー『チャンドラーメイ(ChandlerMay)』社を買収したことを発表しました。チャンドラー社は米国陸軍が進める複数のUAV事業に参加しており、ポータブル地上管制ステーションや『フューリー1500(Fury-1500)UAV』、サプライヤーとしてデザート・ホークUAV(Desert Hawk UAV)等2,200機以上の無人偵察機を生産しています。ロッキード・マーティン社では先進開発部門「スカンクワークス」内に無人機システム(UAS)に焦点を当てた2つの事業部門を既に持っており、チャンドラー社は現在開発中のK-MAX(UAV)等の無人機部門に組み込まれることになります。この買収で両社の持つ技術を統合し情報指揮統制システム(C4ISR)の向上と効率化が期待できるとしています。
スポンサードリンク


ギャラリー
  • ボンバルディア、カナダのフラッグキャリア「エア・カナダ」より「CS300」最大75機受注。カタログ総額63億ドル(約7,000億円)
  • 三菱航空機、航空機リース会社「エアロリース」よりMRJを最大20機受注。カタログ総額9.4億ドル(約1,080億円)
  • 三菱航空機、航空機リース会社「エアロリース」よりMRJを最大20機受注。カタログ総額9.4億ドル(約1,080億円)
  • エアバス、イランのフラッグキャリア「イラン航空」より全ファミリー118機受注。カタログ総額250億ドル(約2兆9,000億円)
  • エアバス、イランのフラッグキャリア「イラン航空」より全ファミリー118機受注。カタログ総額250億ドル(約2兆9,000億円)
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • ボーイング、シリーズ最新モデル「737 MAX 8」ファーストフライトダイジェストムービー
  • エアバス、日本のフラッグキャリア「ANA」よりA380を3機受注。カタログ総額12.3億ドル(約1,500億円)
アーカイブ
スポンサードリンク


Aviation Data Focus について

「Aviation Data Focus」は世界中の航空機情報やニュースを掲載しています。アクセス増加や広告収益などの目的で記事を丸写しまたは加工し、自サイトのコンテンツのように使用する、またはそれに類する行為はお止めください。

記事検索
amazon

今月発売の新書・Kindle・DVD・ゲーム

J Wings (ジェイウイング) 2016年4月号
J Wings (ジェイウイング) 2016年4月号

航空情報 2016年 03 月号 [雑誌]
航空情報 2016年 03 月号 [雑誌]

航空ファン 2016年3月号
航空ファン 2016年3月号

AIRLINE (エアライン) 2016年3月号
AIRLINE (エアライン) 2016年3月号

AIR STAGE (エア ステージ) 2016年3月号
AIR STAGE (エア ステージ) 2016年3月号

MAMOR(マモル) 2016 年 03 月号 [雑誌] MAMOR (デジタル雑誌)
MAMOR(マモル) 2016 年 03 月号 [雑誌] MAMOR (デジタル雑誌)

丸 2016年 02 月号 [雑誌]
丸 2016年 02 月号 [雑誌]

モデルアート 2016年 03 月号 [雑誌]
モデルアート 2016年 03 月号 [雑誌]

軍事研究 2016年 02 月号 [雑誌]
軍事研究 2016年 02 月号 [雑誌]

MC ☆ あくしず 2016年2月号
MC ☆ あくしず 2016年2月号

MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2016年3月
MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) 2016年3月

Scale Aviation 2016年 01 月号 [雑誌]
Scale Aviation 2016年 01 月号 [雑誌]

航空旅行 2016年3月号
航空旅行 2016年3月号

ラジコン技術 2016年 01 月号 [雑誌]
ラジコン技術 2016年 01 月号 [雑誌]