
太平洋戦争中、大日本帝国海軍機動部隊とアメリカ海軍が激突した太平洋戦争の一大分岐点「ミッドウェー海戦」と作戦の陽動として同時に実行されたアラスカ「アリューシャン列島戦」を撮影した写真です。「山本五十六」連合艦隊司令長官の短期戦で勝利し、早期和平という戦略の元、昭和17年(1942年)6月5日、南雲忠一中将が指揮する空母『赤城』・『加賀』・『蒼龍』・『飛龍』を中心とした機動部隊による作戦が開始。激戦の末アメリカ海軍航空母艦「ヨークタウン」、駆逐艦「ハンマン」、航空機約150機を撃破するも日本海軍は作戦参加の全空母4隻、航空機約300機、兵士3,000人以上を失うという大敗を喫し、以後の作戦の主導権をアメリカ軍に奪われることになります。同時期に実行されたアリューシャン列島作戦で墜落した零戦をほぼ無傷で鹵獲され、徹底的な分析の結果、零戦の優位性が早期に失われました。写真は従軍カメラマンや兵士が撮影したもので、当時の実戦の様子や救助された日本兵捕虜等の貴重な場面が確認できます。