ボーイング

ボーイング、能力向上型F/A-18F『アドバンスド・スーパーホーネット(Advanced Super Hornet)』プロモーション動画

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2013年8月28日、ボーイング社は開発中の能力向上型F/A-18F『アドバンスド・スーパーホーネット(Advanced Super Hornet)』の動画を公式サイトにて公開しました。アドバンスト・スーパーホーネットの主な発展箇所は機体胴体部に沿って取り付けられる増槽「コンフォーマル・タンク(CFT)」による航続距離延伸、ミサイルや爆弾等を収納する外装式ウェポンポッド、タッチパネル式大型液晶ディスプレイを搭載した次世代型コクピット、再設計されたファンとコンプレッサーにより推力が20%増加した「GE-F414 Enhanced Performance Engine(EPE)」です。同機は2011年2月8日にスーパーホーネット用改修オプション「インターナショナル・ロードマップ」としてモックアップが発表され、海外への輸出やF-35Cの開発が遅れた場合にアメリカ海軍へ売り込むことを視野に開発が進められています。

ボーイング、『厦門航空』より787-8を計6機受注。カタログ価格総額13億ドル(約1,270億円)

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2013年8月26日、ボーイングは中国『厦門航空』より787-8を計6機受注したことを発表しました。カタログ価格で総額13億ドル(約1,270億円)の契約となります。厦門航空は中国で唯一、運用機材をボーイング社製に統一しており、787は737、757に続き3機種目。主に中国国内218路線に就航し、バンコク、シンガポール等近距離国際線26路線を運航。2014年に就航する787により、同航空は福建省からヨーロッパ、北アメリカやオーストラリアへ広げ、国際路線を拡大する計画です。

ボーイング「ファントムワークス」ステルス概念技術デモンストレーター『Bird of Prey(バード・オブ・プレイ)』プロモーション動画

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旧マグドネル・ダグラス社の先進技術研究開発部門「ファントムワークス」が極秘裏に開発・試験を行っていたステルス概念技術デモンストレーター『Bird of Prey(バード・オブ・プレイ)』のプロモーション映像です。プロジェクトは1992年頃より開始。ステルス性能で重要なレーダー、赤外線および視認性の大幅な低減を目標に、機体形状やエアインテーク等革新的なコンセプトが組み込んだ設計となり、開発には3次元コンピューターが多用されました。機体は一体形成モノコック構造で全長14.22メートル、全幅6.91メートル、全高2.82メートル、最大速度482km/h、操縦・飛行制御システムはデジタル・フライ・バイ・ワイヤで特異な機体形状とは裏腹にコンピュータの補正も必要無いほど空気力学的に安定した飛行性能を有していました。

ボーイング、『パリ航空ショー』で合計442機、カタログ価格約660億ドル(約6兆4300億円)の受注を獲得

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2013年6月20日、ボーイングは「パリ航空ショー2013」で合計442機、カタログ価格で約660億ドル(約6兆4300億円)受注を獲得したことを発表しました。受注内訳は737 MAXが117機の総額106億ドル(約1兆400億円)、737NGが200機の総額160億ドル(約1兆5700億円)、787が105機の総額303億ドル(約3兆円)、777が15機の総額51億ドル(約5000億円)、747-8が5機の総額36億ドル(約3500億円)です。受注発表の他に、航空ショーでは787型機最大の787-10のローンチが決定。他にもエンブラエル社KC-390のセールスとマーケティングにおいてのパートナーシップ、シコルスキー社とサウジアラビア向けロータークラフト機のサポート・サービスを提案する合弁会社の設立も発表しています。

ボーイング、シリーズ最大胴体延長モデル『787-10』を正式ローンチ。2018年デリバリー予定

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2013年6月18日、米航空大手「ボーイング」は開催中のパリ航空ショーにおいて「787-10」型機のローンチを正式に発表しました。787-10型機はシリーズ最大の胴体延長モデルで航続距離は7000海里(12,964km)、787-9(250~290席)よりも15%程度席数が多い300か~330席となる見込みです。既にヨーロッパ、アジア、北米の5社から102機の発注コミットメントを受領。設計はボーイングによって開始されており、詳細設計に入る数ヶ月後にはパートナー企業が参画します。また、最終組立とフライトテストは2017年初頭、初号機のデリバリーは2018年を予定しています。なお、ファミリーの2機種目である787-9型機は現在シアトルのエバレット工場にて最終組立を進めており、今年後半にファースト・フライトを予定しています。

ボーイング、米陸軍より「CH-47F(チヌーク)」を最大215機、米海軍より「V-22(オスプレイ)」を99機受注。総額約105億ドル(約1兆円)

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2013年6月11日、ボーイング社は米陸軍より177機の大型輸送用ヘリコプター「CH-47(チヌーク)」を受注。13日にはベル・ボーイング社が米海軍航空システム司令部と垂直離着陸輸送機「V-22(オスプレイ)」99機、総額約105億ドル(約1兆円)の契約を締結したことを発表しました。CH-47の契約額は40億ドルで調達機数を215機まで拡大可能なオプションも含まれています。V-22の契約総額は約65億ドルで99機の内訳は米海兵隊向けMV-22が92機、米空軍特殊作戦コマンド向けのCV-22が7機。さらに最大23機まで追加調達を可能とするオプションも含まれています。どちらも5年の複数年調達契約となり、単年契約による調達と比べ合計18億ドル(1,700億円)以上の経費削減となります。この複数年契約はこれまでの単年契約に比べてコスト効率に優れた代替策となるもので、デリバリーは2015年から開始する予定です。

ボーイング、『トルコ航空』より737ファミリーを計70機受注。カタログ価格総額69億ドル(約6,800億円)

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2013年4月9日、ボーイングはトルコのフラッグキャリア『トルコ航空』より737ファミリーを合計70機受注したことを発表しました。受注内訳は737 MAX 8(153席)が40機、 MAX 9(172席)が10機、737-800を20機の計70機、カタログ価格で総額69億ドル(約6,856億円)の契約となります。契約にはオプションで25機の737 MAX 8が含まれており、確定発注に切り替えた場合は総額94億ドル(約9,318億円)に増加します。納入は2016年~2021年を予定。

ボーイング、米海軍『第6世代艦載機(F/A-XX)』コンセプト案(更新版)を発表

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2013年4月8日、ボーイングはワシントンDCで開催中の「Navy League's Sea Air Space Exposition(海軍海上航空宇宙博覧会)」で米海軍『第6世代艦載機(F/A-XX)』コンセプトの更新版を発表しました。更新されたコンセプト案は、有人・無人機による併用、双発エンジン、無尾翼スタイルは従来同様ですが、カナード翼が追加され、インテークを初めとした機体形状に大幅な変更が見られます。F/A-XXは2030年代に実用化し、既存のF/A-18E/F(スーパーホーネット)、EA-18G(グラウラー)を置き換える計画です。

米陸軍『統合多目的技術実証機開発計画(JMR TD)』にボーイング、シコルスキーが新型コンパウンド・ヘリコプターで共同提案

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2013年2月28日、米航空メーカー「ボーイング」と「シコルスキー・エアクラフト」はアメリカ陸軍が進める『統合多目的技術実証機開発計画(JMR TD)』フェーズ1に共同提案することを発表しました。提案機体はシコルスキー社が研究開発したコンパウンド・ヘリコプター「シコルスキー X2」の技術を基本ベースとします。同社ではX2の技術を応用した武装偵察ヘリコプター「S-97(レイダー)」を開発しており、複合ヘリの開発は先行しています。JMR TDフェーズ1の申請締め切りは3月6日、複数の企業が提案するプランから2013年後期に決定され、2017年に技術実証機による飛行を予定しています。

ボーイング、クウェート航空機リース会社『ALAFCO』より20機の737 MAX 8確定発注を獲得。カタログ価格で20億ドル(約1,580億円)

alafoo737max

2012年11月4日、ボーイング社はクウェート航空機リース会社『ALAFCO』から同社が開発中の最新小型ジェット旅客機737 MAX 8の確定発注を20機獲得したと発表しました。発注契約は今年7月にフランスで行われたファーンボロ航空ショーにおいてコミットメントが発表されていたものが確定。契約金額はカタログ価格で総額20億ドル(約1,580億円)となります。ボーイングでは737 MAXの確定発注は儀合計878機になったとしています。
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