Victor

ハンドレページ・ヴィクターは1950年代、イギリス航空省B35/46爆撃機要求に基づきハンドレページ社で開発され、同時期のビッカース・ヴァリアント、アブロ・バルカンと共に3V爆撃機と呼ばれていました。中でも最後に実用化されたヴィクターは主翼に独特の「三日月翼」、エンジンを主翼付け根に配置、T字尾翼など、オーソドックスなスタイルで登場したバリアントとは対照的で独特の形態は今でも多くの航空ファンを魅了しています。爆撃機としては寿命は短かったものの空中給油機として長きに渡り運用され、3Vボマーの中では最後となる1993年に退役しています。