ティルトローター・回転翼機

ギネス公認、世界最小一人乗り国産ヘリコプター『GEN H-4』

GENH-4長野県松本市で航空機用エンジン等の開発を手掛ける『ゲン・コーポレーション』が販売している一人乗りヘリコプター(GEN H-4)のデモフライトの動画です。『GEN H-4』は同軸二重反転ローターを持つ小型有人ヘリコプターで、時速10~40kmの速度で巡航でき最大30分飛行できます。将来的には農作業や災害救助などの利用も考えられ誰もが手軽に空を飛べるドラえもんのタケコプターのような世界を垣間見せてくれる機体かと思います。GEN H-4は完全受注生産でキット形式にて750万円で販売しています。飛ばすための免許のカテゴリーが現在存在しないため、特別な免許はいりませんが、航空局の許可を取る必要があります。

欧州共同開発の軍用汎用ヘリコプター『NH90』

nh90ドイツ・フランス・イタリア・オランダの各軍と企業が共同で設立した「NHインダストリーズ」が開発した汎用ヘリコプター『NH90』の動画です。複合素材、複合ブレード、4重のフライ・バイ・ワイヤ、グラス・コクピット、戦術管制・通信システム等、高い先進性と実用性が評価されている機体で開発国だけでなく、ヨーロッパ諸国やオーストラリア等多数の国に採用されています。海上自衛隊が保有するSH-60J/Kの後継機として注目さているようです。

カマン社製交差反転式回転翼ヘリコプター『K-MAX(K-1200)』

K-MAXカマン・エアロスペース社が開発した世界初の外部荷物吊り下げて運ぶことに特化したヘリコプター『K-MAX』の動画です。同機の特徴である交差反転式回転翼は左右のローターをシンクロ装置で同期させ、回転トルクを打ち消すことでエンジン出力を高い効率で浮上に利用でることが最大の利点であり、従来のテイルローターを持つヘリコプターと比べて自立安定性が高く貨物を安全に運ぶことができます。日本では「アカギヘリコプター」が木材搬出や送電線鉄塔建設など多岐にわたり運用しています。

試作ステルス武装偵察・攻撃ヘリコプター、RAH-66「コマンチ」

rah-66comancheRAH-66「コマンチ」はステルス性を最重視して開発された世界初のステルス武装偵察・攻撃ヘリコプターであり、ボーイング・ヘリコプターズとシコルスキー社によって開発されました。小型ながら高い運動性と整備性を実現。レーダー反射断面積の減少を狙い機体外環を2次局面で構成し、武装及び降着装置を全て内部引き込み式としています。米国の次世代偵察・攻撃ヘリコプターとして期待されましたが、冷戦の終結に伴なう国防予算削減と発展著しいUAVが台頭し始めたこともあり2004年2月23日、正式に開発が中止されています。

民間用ティルトローター機「AW609(旧BA609)」

AW609アグスタウェストランドが開発中の民間向けティルトローター機「AW609」の動画です。元々世界初の実用ティルトローター機V-22「オスプレイ」を開発した米ベル・ヘリコプター社と伊アグスタ・ウェストランド社が民間向けティルトローター機(BA609)として共同開発していましたが、ベル社が共同事業から撤退し、現在はアグスタウェストランド社単独の製品「AW609」と改名し開発が継続されています。今後ティルトローター機のように垂直飛行と高速・長航続の巡航飛行ができる航空機は民間及び警察、消防等に大きな需要があると考えられています。

複合ヘリコプター実験機、X-49「スピードホーク」

x-49米パイセッキ社が開発中の米陸軍向け複合ヘリコプター実験機、X-49「スピードホーク」の動画です。X-49はシコルスキーYSH-60Fの尾部にパイアセッキ社の「ベクタード・スラスト・ダクテッド・プロペラ」(VTDP)を装備し、胴体左右には短固定翼が取り付けられています。同機は従来機では重量が増すと前進速度が落ち、高温・高地等運用地の状況によっては性能が低下するのをより安価に解消するのが狙いで、今後の試験では推進力をさらに強化し360kmの高速巡航飛行を目指す予定です。

南アフリカ国産攻撃ヘリコプター、AH-2「ローイファルク」

denelAH2人種隔離政策(アパルトヘイト)を行なっていた南アフリカでは諸外国からの兵器輸出拒否を受け、いくつかの兵器を国産開発をしてきました。AH-2「ローイファルク」は1981年南アフリカ空軍の緊急要求を受け国営企業アトラス(現デネル)社が研究開発を開始し1986年2月27日に初飛行に成功しています。武装は70mmロケット、ZT-6対戦車ミサイルが搭載でき、翼端には国産のV3C赤外線空対空ミサイルも搭載可能としています。同国ではアパルトヘイト撤廃による国際社会復帰に合わせAH-2を主力輸出商品として精力的に各国に売り込みを図っています。

独仏共同開発の新鋭攻撃ヘリ、EC665「ティーガー」

EC665ティーガーは老朽化が進むSA341「ガゼル」とBo105の後継として西ドイツの「MBB」とフランス「アエロスパシアル」が共同開発した新鋭攻撃ヘリコプターです。胴体やローター部分の多くに複合材料を多用しており、胴体構造の約80%がカーボン複合材となり、機体重量の軽減と強度や耐久性を高めています。内部も最適化されており、最新の赤外線画像認識技術に基づいた画像システム、カラー液晶多機能表示装置、制御ユニットを全てデジタル化しています。

Mi-24の血統を引き継ぐ本格的な攻撃ヘリコプター『Mi-28(ハボック)』

Mi-28Mi-28は旧ソビエト連邦ミル設計局がAH-64「アパッチ」を超える攻撃ヘリとして開発した機体で兵員輸送能力を持つMi-24と大きく異なり、純粋な対戦車作戦用攻撃ヘリとして設計されてます。武装は30mm機関砲を始め各種ロケット弾ポッドや対戦車ミサイルを搭載できAT-6スパイラスミサイルなら16発を携行できます。特徴のある機首にはレーダー警戒センサーやミサイル誘導用無線リンク機材が収められおり、あらゆる戦闘任務に柔軟に対応でき、攻撃力と野戦運用能力は西側の新鋭機にも劣らない性能を持っています。

地上最強対戦車攻撃ヘリコプター、AH-64「アパッチ」

AH-64D強力な武装と当時最新のセンサーを装備したことにより数々の実戦において高い戦火を発揮し「空飛ぶ戦車」「世界最強ヘリ」の異名を得て強力な武装ヘリコプターとして世界中で認識されており、それは現在でも変わりなく、さらなる改良発展を続け2040年頃まで使用する計画です。動画の機体はAH-64D「アパッチ・ロングボウ」です。BGMは懐かしのエアーウルフとなっています。
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