2015年5月1日、アメリカ航空宇宙局(NASA)はバージニア州ラングレー研究所でハイブリット電動ティルトウィングUAV「GL-10(グリースライトニング)」の垂直離着陸テスト飛行に成功したことを発表しました。GL-10は実用フルスケールモデルの50%縮小版実証機として制作され全幅6.1メートルの主翼に8基、尾翼に2基の電気モーターを備え離陸時には翼を上に向け、垂直離陸を行い、上空で翼を水平状態に戻して飛行形態に移行する新型ティルトウィング機。主に場所を選ばず農業や地形観測、長時間の監視用途などを目的に開発が進められています。
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2015年5月1日、アメリカ航空宇宙局(NASA)はバージニア州ラングレー研究所でハイブリット電動ティルトウィングUAV「GL-10(グリースライトニング)」の垂直離着陸テスト飛行に成功したことを発表しました。GL-10は実用フルスケールモデルの50%縮小版実証機として制作され全幅6.1メートルの主翼に8基、尾翼に2基の電気モーターを備え離陸時には翼を上に向け、垂直離陸を行い、上空で翼を水平状態に戻して飛行形態に移行する新型ティルトウィング機。主に場所を選ばず農業や地形観測、長時間の監視用途などを目的に開発が進められています。
2015年4月22日、ノースロップ・グラマンが開発中のステルス無人戦闘攻撃機「X-47B」が初めて空中給油試験に成功し映像を公開しました。X-47Bはメリーランド州とバージニア州の沿岸で民間空中給油サービス企業「オメガ」社のKC-707より4100ポンド(約1,800kg)空中給油を行い無人機が一連のプロセスを正常に行えることを実証しました。アメリカ海軍とノースロップ・グラマンは2020年以降実戦配備を目指し試験を継続します。
2015年04月23日20:00
2015年4月13日、ボーイング社とロッキード・マーティン社の合弁会社「ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(United Launch Alliance)」は次世代純国産ロケット「バルカン(Vulcan)」を発表しました。ULAは「バルカン」に搭載予定の再利用可能な新型エンジンとブースターの開発を進めており、試験機打上げは2019年、2023年までに実用化を目指す。バルカンは発射後、燃焼終了と同時に第1エンジン部分を切り離しパラシュート降下、空中でヘリコプターが回収することで再利用します。最も製造費用が掛かるエンジンを再利用することで1回の打ち上げコストを1億~2億ドル削減することを目標としています。ULAでは将来的に宇宙旅行向けの商用宇宙船にも応用を検討しています。
2015年4月10日、ボーイングはパナマのフラッグキャリア「コパ航空」より同社が開発中の次世代737ファミリー MAX 8と9を計61機受注したと発表しました。受注内訳は未定、カタログ総額66億ドル(約7,920億円)となり、パナマと米国企業の間では過去最大規模の商取引となります。コパ航空では既存の737型機を更新し、20%の座席割合拡大、14%の燃費改善、8%の運用コスト削減します。調印式には、パナマのフアン・カルロス・バレーラ・ロドリゲス大統領と米国のバラク・オバマ大統領も列席する式典が開かれました。
2015年3月17日、ボンバルディア・エアロスペースはマレーシアで新設された航空会社「フライモジョ(flymojo)」より同社が開発中の新型旅客機「CS100」を確定20機、オプション20機受注し、購入に関するLOIに署名したことを発表しました。カタログ価格で確定分20機14.7億ドル(約1,800億円)オプションを実施した場合は、最大29.4億米ドル(約3,400億円)になります。設立発表はマレーシアランカウイ国際海事・航空宇宙展示会(LIMA)海上で行われナジブ・ラザク首相、リオウ・ティオンライ運輸相などが臨席しました。フライモジョ(flymojo)はASEAN地域で初のCシリーズ導入航空会社となります。
2014年2月24日、UAEアブダビで開催された「International Defence Exhibition & Conference (IDEX 2015)」でイタリア「ピアジオ・エアロスペース」が開発中の無人偵察機「P.1HH(ハンマーヘッド)」プロトタイプがトラパニ・ビルギイタリア空軍基地で初飛行に成功したことを発表しました。P.1HHは同社のビジネスターボプロップ機「P.180(アヴァンティ)」をベースにフィンメカニカと提携し開発した空中車両管理および制御システム、データリンクを搭載。2013年11月にはP.180に無人システムを搭載し飛行試験とデータ収集を続けてきました。P.1HHはP.180と広範囲で部品・エンジンを共有したことでコスト・メンテナンス性も高く、広い内部には仕様に合わせた多様な機材が収納・組み合わせることで複数のミッションに対応可能としています。
2015年3月3日、エアバス・ヘリコプターズ(旧ユーロコプター・グループ)はアメリカ、フロリダ州オーランドで開催された世界最大規模のヘリコプター展示会「ヘリ・エキスポ2015」で、新型汎用ヘリコプター「H160」を発表しました。同機はAS365(ドーファン)後継機開発プログラム「X4」として2013年より進められ、エアバス・ヘリコプターズが保有する68の特許技術を統合し、約11.2億ドル(1,345億円)を掛け開発されました。プロトタイプは3機が製造され、飛行試験1号機の初飛行は今年度中予定。型式証明取得と運航開始は2018年頃を計画しています。
2015年2月9日、カナダ航空機メーカー「ボンバルディア・エアクラフト」社はアメリカ航空大手「アメリカン航空」より同社のリージョナルジェット旅客機「CRJ900 NextGen」24機を正式契約に署名したこと発表しました。契約総額は11億4000万ドル(約1,360億円)。契約は2013年12月に発表した地域路線での機材更新取得分の一部であり最大オプション40機のうち24機を確定に切り替えました。購入機材は傘下の地域航空会社である旧USエアウェイズ・エクスプレス「ピーエスエー・エアラインズ(PSA)」が2016年8月までに順次受領しシャーロット、シカゴ、フィラデルフィア、ワシントン等339の目的地へ一日6700便の運航を予定します。
2015年2月12日、フランス航空機メーカー「ダッソー・アビエーション」社製マルチロール戦闘機「ラファール」24機受注したことを発表しました。契約はフリゲート艦、空対空ミサイル、誘導爆弾を含む搭載兵装、予備エンジン、パーツを含む支援設備や訓練、運用サポートを含む総額52億ユーロ(約7000億円)規模の大型取引となります。ラファームの正確な機数、単座、複座の内訳、パッケージによる値引き総額等の詳細内容は非公開、機体のみの推定総額は20億ユーロ(約2,700億円)の見込み。フランス政府とエジプト両政府16日にカイロで両国の代表が契約に署名する。ラファールを正式に国外輸出が決定したのは初めて。エジプト政府は国内外で勢力を拡大するイスラム過激派などへの備えを拡充する狙い。
2015年2月9日、イスラエルの航空メーカー「IAI(イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ)」はボンバルディア社が生産するビジネスジェット「グローバル5000」を新たにベースとした次世代哨戒機(MPA)「ELI-3360」ニューモデルを発表しました。旧バージョンはターボプロップ旅客機「DHC-8-Q400」にイスラエル製ELM-2022レーダー、ELL-8385 ESM / ELINTシステム、電気光学追跡・監視システム、ミッションコンピューター、データリンク、衛星通信、自己防衛システムの統合パッケージを搭載。今回発表の「ELI-3360」には機材変更による小型高速化だけでなく新たに対潜水艦魚雷と対艦ミサイルなどが発射可能です。ビジネスジェット機を改修することで、P-8のようなハイスペック・高価な機体を購入できない国々に安価で高性能哨戒機を提供できるとしています。
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