EurofighterTyphoonユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)は、NATO加盟国のうちイギリス、イタリア、スペイン、ドイツの四カ国が共同開発した戦闘機です。タイフーンはグリペンやラファールと同様デルタ翼とカナードを組み合わせたヨーロッパに設計で制空戦闘に必要な高い機動性と戦闘能力を備え、ハードポイントは翼下に各4、胴体に5と計13ヵ所もあり高い対地攻撃能力も獲得しています。
■ユーロファイター・タイフーンプロトタイプ






開発途中1985年にフランスが抜け、冷戦終結により各国の国防費が削減されたる等数々のごたごたや各国の足並みを揃えるのに苦労したこともあり、生産が始まるまで20年近くの歳月がかかりました。初期に発注された620機は1998年から5年を一区切りにし3期にわたって生産されることになっており、各段階に向けたスパイラル方式での近代化が行なわれる。それぞれの段階はトランシェと呼ばれ、1から3までの各トランシェ内でもその初期型から後期型までの仕様の違いに応じてブロック数で表される。第1期に148機、2期と3期にそれぞれ236機が生産される予定。



本機は輸出にも力を入れており2000年にはギリシャが60機の採用を決定したが、予算不足により導入計画の再検討した結果F-16C/Dの継続導入が決定されキャンセルされている。輸出で導入が濃厚なのはオーストリアの15機。現在日本のF-Xにも選定されておりライセンス生産も可能とのことなので、結果次第では日本の空を飛ぶかも知れません。

原型初飛行1990年9月30日
全幅10.95m
全長 15.96m
全高 5.28m
乗員1名または2名
エンジンEuroJet Turbo EJ200×2
最大速度M2.0
最大離陸重量23,500kg
航続距離3,706km
生産数200機(471機生産予定)


図解 戦闘機 (F-Files No.023) (F‐Files)
図解 戦闘機 (F-Files No.023) (F‐Files)