yak1410816Yak-141はYak-38の後継機として開発された事実上ソ連最後のVTOL戦闘機です。NATOコードネームは「フリースタイル」。後にF-35の元となるエンジンノズルを下方へ偏向するスラスト・ベクトル・ノズルを装備した機体でもあります。2機が製作され1機は事故で失われています。


本機はハリアーに対抗して製造されたYak-38が、あまりにも性能不足・事故が多発した為、代替する目的で1971年より設計が開始されました。1989年に初飛行し1991年のパリ航空ショーで西側にその存在が公表されました。

■開発記録映像


Yak-141のVTOL方式はYak-38と同じく、リフトエンジンと方向可変ノズルを組み合わせる方式です。コックピットの直後に小型のリフトエンジン2基を搭載、メイン・エンジンには、方向可変ノズルとアフターバーナーが装備されています。



開発は順調に進んでいたらしく、世界初の実用型超音速VTOL機となることが期待されていましたが、ソ連が崩壊した為開発は中断、凍結されています。
その方向可変ノズルの技術はアメリカのF-35開発に際し売却されています。
F-35は受注数が5,000機以上となるベストセラー機になることが予測され、ロシアとしては複雑な心境なのではないでしょうか。

原型初飛行1989年3月9日
全幅10.10m
全長 18.30m
全高 5.0m
乗員1名
エンジンツマンスキー R-79ターボファン(推力15,500kg(A/B時))×1基(メイン)
リビンスク RD41ターボジェット(推力4,000kg)×2基(リフト)
最大速度M1.7
最大離陸重量19,500kg
航続距離1,400km
生産数2機


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