Air-CanadaCs

2016年2月17日、ボンバルディア・エアロスペースはカナダのフラッグキャリア「エア・カナダ」より同社が開発中の新型旅客機「CS300」を最大75機受注したことを発表しました。内訳は45機が販売・購入に関するLOI(購入意志確書)、30機がオプション契約。これにはCS100に転換する権利が含まれる。45機のカタログ総額は38億ドル(約4,300億円)オプションを行使した場合は、最大63億米ドル(約7,000億円)。エア・カナダは北米で初のC Series航空機ファミリーを運航する大手国際航空会社となる。
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青木謙知

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エア・カナダ社長兼最高経営責任者であるカリン・ロビネスクは次のように述べた「C シリーズは北米大陸を横断する主要路線の接続や、便数の不足している目的地への直行便の就航に期待しています。高い性能と低燃費の機体は変化を続ける市場ニーズに合致していると考えています。弊社の主要路線用機材としてCS300を購入する契約を、本日発表することをうれしく感じます。」エア・カナダでは国内線および近距離国際線市場で運用するA319、A320、E-190の耐用年数が近い順次退役予定機の更新を進めており2019年までにCシリーズに置き換える予定。ボンバルディアでは今後2年間で7000人の従業員を解雇することを発表しており、発注はカナダ政府の支援としての側面もある。

■ボンバルディア・エアロスペース:プレスリリース
Air Canada and Bombardier Sign a Landmark Order for up to 75 Bombardier C Series Aircraft