c9191120中国南部の広東省珠海市で開かれている国際航空ショーで、中国初の中短距離型国産中型旅客機「C919」の原寸大モデル機が披露され、中国の航空会社や米の航空機リース会社など六社が計100機を購入する覚書を取り交わした。17日付の中国各紙が伝えた。2007年に開発計画を発表して以来、中国が航空分野での自主開発能力を高めていることをアピールする狙いがある。
手がけたのは「中国商用飛行機」。米マグドネル・ダグラスと協力して旅客機を生産していた上海飛行機製造を前身とし、国をあげて旅客機産業に乗り出すために設立された国策会社だ。「国産機の購入優遇策を検討する」(中国民間航空局)方針で、今後20年以内に世界で累計2000機の販売を見込む。

中国の商用国内航空線の需要を満たすには今後20年内に新たに航空機4,330機を購入する必要があると推測されており、需要は総額4800億ドル(およそ40兆円)に上るとのこと。中国ではこれに応えるため国産航空機C919の製造開始を予定している。

■C919外観


■C919機内


■C919コクピット


中国共産党・政府は大型旅客機の開発を「重大な戦略」と位置づけている。部品は米ゼネラル・エレクトリック(GE)など多くの外資系企業が供給しており、国産化率向上を目指している。今後は2012年までに設計を完成させ、2014年までに試験飛行を実施し、2016年に市場デビューとなる計画とのことだ。

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