kcx0225エアバスの親会社であるEADSとボーイング社で米空軍次期空中給油機機種選定をめぐり激しい受注競争が展開されていましたが、24日ボーイング社が米国防総省から次期空中給油機の購入契約を受注したと発表しました。契約額は総額300億ドル(約2兆4600億円)以上に上るもよう。この発表を受けて24日の米株式市場の時間外取引では、ボーイング株価が上昇しました。
EADSは10日以内に異議申し立てができますが、「選定に敗れたことは残念な結果であり、この結論に達した経緯について空軍と協議したい」との声明を発表しており、異議申し立てするかは未定。

今回の入札は老朽化した空中給油機約400機を長期に渡り更新する計画で、第1段階は2017年までに18機を納入し最終的に179機を製造する予定です。ボーイングの説明によると、今回の契約により米国で少なくとも5万人の雇用を支えることになるとのこと。

ボーイングVSエアバス―2大旅客機メーカーの仁義なき戦い (のりもの選書)ボーイングVSエアバス―2大旅客機メーカーの仁義なき戦い (のりもの選書)
青木 謙知

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