anaairasia全日本空輸株式会社(ANA)とエアアジアは、成田空港を拠点とするLCC(ローコストキャリア)を運営する共同出資会社、「エアアジア・ジャパン株式会社」を設立することで合意しました。エアアジア・ジャパンは、成田空港を拠点とする初のLCCとして、エアアジアのブランドとサービスを用いて運航します。関係当局の許可を前提に、2012年8月の国内線および国際線の就航を予定とのこと。ANAにとっては、関西空港を拠点に来年3月から運航する「ピーチ・アビエーション」に次いで2社目のLCCとなります。
合弁会社の資本金は50億円を予定し、全日空が67%、エアアジアが33%出資で全日空の連結子会社となります。 新会社の代表は今後決定するとしています。 就航路線は未定としていますが、国内線は成田-新千歳、福岡が候補に挙がっています。国際線は成田と韓国、東南アジア方面を結ぶ路線を検討。運賃は既存の航空会社の半分~3分の1程度を目指すとしています。全日空の伊東信一郎社長は21日の記者会見で「競争激化は覚悟している。他社の先手を打って、先行者利益を得ることが必要だ」と語り、成田空港を拠点とするあらたなLCCビジネスを検討する中で、既存のLCCブランドとの提携により短期間で新会社を立ち上げることが最善だと判断したと述べました。

■ANAプレスリリース
http://www.ana.co.jp/pr/11-0709/11-ana-asia0721.html

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