smfgrbs三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、住友商事は17日英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の航空機リース事業を共同で買収すると正式発表しました。同リース事業の総資産は約72億米ドル(約5500億円)で、出資比率は三井住友フィナンシャルグループが約7割、住友商事が約3割の予定。今回の買収で三井住友FG連合は航空機リース事業(保有機ベース)で世界15位から4位に急浮上することになります。
三井住友FGでは不安定な原油価格や環境に左右されやすい航空会社にとって、柔軟に航空機が調達できるリースへのニーズは以前より高まっており、近年のアジアを中心とする新興国市場の成長に伴う航空旅客輸送量の増加、格安航空会社(LCC)の台頭など航空機の需要拡大は今後も増えていくと予想。同グループの収益拡大に貢献すると見込んでいます。今回の航空機リース部門の買収交渉では買収で政府承認を得にくい中国国家開発銀行を抑え、三井住友FGが最有力候補となっていました。 エアラインビジネスマガジンの10年の調査などよると、保有数では最大手は米ジェネラル・エレクトリックで1502機。2位は米AIGの1068機で、三井住友FG連合は3位企業の340機に迫る333機となります。

■三井住友FGプレスリリース
http://www.smfg.co.jp/news/j200247_01.html

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保田 隆明

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