atrwinインドネシアのジャカルタを本拠地とする格安航空会社『ライオン・エア』がシンガポールで開催中のエアショーでフランスとイタリアの航空機メーカーの合弁会社ATR社の小型双発ターボプロップ旅客機「ATR72-600」27機の売買契約を締結しました。発注額6億1,000万米ドル(約478億円)。子会社ウイングス・エアによるインドネシア国内の地域路線空路の強化に用いる予定です。同社はこれまでに『ATR72-500』33機を発注済みで、今回の契約により2015年末にウイングス航空が運航するATR72型は計60機となりATRを保有する最大の航空会社になります。


ウイングス・エアではライオン・エアのハブ空港、拠点空港へ接続する地方路線を運航しており、新機材でスマトラ、カリマンタン、スラウェシ、パプア島から主に出発する新ルートを開拓すると同時に老朽化が進むMD-80型機の更新も行います。ライオン・エアのルスディ社長は「国内では、首都と大都市を結ぶ航空便だけでなく地方都市間を結ぶ便の需要も増えており、支線航空路の強化に33機の発注では不十分と判断して追加を決めた。新しい機材は海外のインドネシア旅行者に新しい可能性と我が社の航空サービス開発と発展に大きな役割を果たせると思う。」と語りました。購入資金にはフランスの銀行大手BNPパリバなどからの借り入れを予定。ATR72-600は今年11月に2機が納入される予定です。

■ATR社プレスリリース
http://www.atraircraft.com/newsroom/press-releases-details-1175-en.html

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