su342012年3月1日、ロシア連邦政府国防省は同国のSu-24(フェンサー)の後継機としてSu-34(フルバック)92機の購入契約をスホーイ社と締結したことを発表しました。これは政府の武器調達プログラム下では最大の戦闘機購入契約となり金額にして1000億ルーブル、(約2,700億円)程になります。ロシア国防省では今後1,500機の新造機調達を予定、Su-34は2015年までに70機、2020年までに92機の導入を完了させ、老朽化が進むSu-24を置き換えるとしています。
Su-34の開発プログラムは、1980年代から開始されましたが、ソ連崩壊により資金調達の問題から長年延期されました。今年度は10機のSu-34を受領を予定し全機西軍管区に配備するとしています。ロシア空軍では現時点で12機のSu-34を保有、一部は試験や訓練に使用しており、今後配備数が増えることで本格的な部隊運用を行なっていくことになります。置き換えを早める背景には主力戦闘爆撃であるSu-24が老朽化と思われる墜落事故が頻発しており、昨年だけでも2回、今年も既に1機が墜落していることも関係しているようです。

■参照記事
http://en.ria.ru/mlitary_news/20120301/171667714.html

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