PC7MK2

インド政府は同国空軍の初等練習機調達計画を承認し、スイスの航空機メーカー「ピラタス」社のターボプロップ練習機『PC-7Mk.II』を選定したことを発表しました。初期納入分の75機の契約金額は300億ルピー(約436億円)でピタラス社が製造したものを購入、残りの106機は同国の航空機メーカー「HAL(ヒンドゥスタン航空機)」社が国内でライセンス生産する計画です。ピラタス社では契約締結から2年以内に12機を引き渡す予定。インド空軍ではこれまで国産練習機「HPT-32」を運用してきましたが老朽化と機体起因とする事故が多発しこれまでに19名のパイロットが死亡してます。HPT-32は現在飛行停止中で、2009年以降は初等練習訓練にHJT-16(キラン)中等ジェット練習機に乗せる暫定対策を余儀なくされ後継機選定を急いでいました。
モデルアート プロフィール(10) 航空自衛隊 JASDF T-4 中等練習機モデルアート プロフィール(10) 航空自衛隊 JASDF T-4 中等練習機

モデルアートプロフィール 日本海軍局地戦闘機 三菱 J2M 雷電 MODEL Art (モデル アート) 増刊 陸上自衛隊 モデリング&主要装備品ガイド 2012年 04月号 [雑誌] 世界の傑作機No.146 E.E.キャンベラ/マーチンB-57 MODEL Art (モデル アート) 2011年 11月号 [雑誌] A-10サンダ-ボルト2 (世界の名機シリーズ)

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インドでは後継機に国産のターボプロップ練習機「HTT-40」を開発中ですが、実用化には10年以上かかると見られ2010年より選定が開始されました。合計181機という大型の購入計画には世界各国の競合機種を開発するメーカーが提案、エアバス・ミリタリーが委託提案する「PZL-130(オルリク)」、アレニア社「M-311」、エムブラエル社「EMB-314(スーパー・ツカノ)、KAI「KT-1(雄飛)」、レイセオン・ビーチ社「T-6(テキサンII)」と激戦となっていました。2011年夏にはピラタス社の『PC-7Mk.II』に内定していましたが、選定プロセスには不備があるとして韓国の航空メーカー「KAI(韓国航空宇宙産業)」の猛抗議を受け契約が中断されていました。再審査の結果インド政府は今月KAIの申し立てを却下しています。

■参照記事「Defense Industry Daily」(英語)
http://www.defenseindustrydaily.com/Mayday-Indias-Intermediate-Flight-Trainers-07391/