ms21ロシアの統一航空機製造会社(UAC)傘下の「イルクート社は同社が開発している新型旅客機「MS-21」をロシアのリース会社「アヴィアキャピタル・サービス(Aviacapital-Service)」より35機受注したことを発表しました。発注内訳は基本型最大162席の「MC-21-200」が18機、最大198席の「MC-21-300」が17機で、2022年よりデリバリー予定。搭載エンジンはMRJと同型のギヤードターボファンエンジン「PW1000G」ではなく「アヴィアドヴィガーテリ PD-14」となります。

MS-21は世界中で最も需要のある150席~200席のA320、B737市場への参入を目的とし、ロシアが国をあげて開発を行なっている機体です。イルクート社は2006年にMS-21を開発・製造を行なう企業として設立。ヤコヴレフ設計局が1990年代より研究を進めていたYak-242を引き継ぐ形で開発を進めています。SSJ100同様海外市場を強く意識しており、ハミルトン、アヴィオニカ等海外企業をパートナーとし信頼性を高めています。今後世界中の航空ショーへ出展を行い受注数を伸ばしたい考えですが、現状殆どがロシア企業からの受注となっています。

■統一航空機製造会社(UAC)プレスリリース
Russian Technologies State Corporation and IRKUT signed a contract for 35 MC-21 aircraft

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