Clip-Air-project

2013年6月10日、スイス・ヴォー州、工学系大学「スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)」はカプセル型の列車を航空機に懸下し飛行するモジュラー航空機コンセプト『クリップ・エア(Clip-Air)』プロジェクトを発表しました。プロジェクトは2009年からEPFLにおいて「より柔軟に、より効率的に、より少ないエネルギー消費」を目標に理論的な研究が行われ、鉄道輸送の柔軟性と航空機の特性を両立させるコンセプトが構想されました。車両は通常150人乗り、全長30m、30トン程、航空輸送に適した空力形状にデザインされたカプセル型で、前後に車両の連結も可能です。車両を懸下する航空機は全幅約80m、全長約30m、左右の主翼に各1基、機体尾部上部に1基のターボファンエンジンを搭載した大型全翼機で航続距離は4000キロメートル。下部には3両の車両を懸下でき、乗客が乗る旅客型と物資運搬用の貨物型車両を自由に組み合わることが可能です。構想が実現した場合、利用客は最寄りの電車に乗りそのまま飛行機での移動になるわけで、空港での搭乗手続きや待ち時間の大幅な短縮に繋がると考えられます。
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Clip-Airは貨物部を車両として完全に分離したことで、現在のように専用輸送機の開発、改修を行う必要が無くなり、資源、開発コストの低減が見込め、車両も大量生産することで維持費や整備費も大幅に下げられると考えられており、燃料も従来と違う液体水素、バイオ燃料等が検討されています。プロジェクトはACARE(ヨーロッパ航空研究諮問委員会)が設定した2020年までに50%のCO2排出量を削減目標に対応できるとされ、構想が実現した場合革命的な運搬手段として世界中に普及すると考えられています。但し、EPFLではプロジェクト実現には、法律上の整備や車両、駅、空港等のインフラ開発の他、莫大な開発資金をどのように捻出するのかなど、多くの課題があることを認めています。今後プロジェクトチームは6メートル程のスケールモデルを作成しより高度な空力シミュレーションを行う予定で、2013年6月17から開催されるフランス、パリ航空ショーにコンセプトモデルを展示する予定です。

■スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)
http://actu.epfl.ch/news/epfl-presents-a-modular-aircraft-at-le-bourget/