Tigerair-to-order-up-to-50-A320neo

2014年3月24日、エアバスはシンガポールを拠点とする格安航空会社(LCC)『タイガーエア』よりA320neoを最大50機受注したことを発表しました。50機のうち37機が確定発注、13機が追加購入オプション契約、エンジンはプラット・アンド・ホイットニー社製「PW1100」を選定。金額は非公開ですが総額推定38億ドル(約3,900億円)。契約の一環として、過去に発注したA320型機9機をキャンセルして「A320neo」に切り替えています。これにより年間約4000万シンガポール・ドル(約32億円)の燃料費を節約できるとしています。機材は将来的な更新と路線拡充のためで、購入機はアジア太平洋ネットワークで運用されます。
旅客機の一生物語 (イカロス・ムック)旅客機の一生物語 (イカロス・ムック)
チャーリィ古庄

AIRLINE (エアライン) 2013年5月号 全国空港ウォッチングガイド (イカロス・ムック) AIRLINE (エアライン) 2013年4月号 航空旅行 2013年 3月号 AIRLINE (エアライン) 2013年3月号

by G-Tools
シンガポール航空が49%出資し2004年に設立されたタイガーエアは、チャンギ国際空港を拠点とする新興LCC。現在はインドネシアのタイガーエア・マンダラ、タイガーエア・オーストラリア、タイガーエア・シンガポールの3社で構成され、14カ国50都市以上を結ぶ。グループの機材はすべてエアバス機で、機齢平均3年未満のA320シリーズを48機運航中。タイガー・エアのコアイ・ポンエン最高経営責任者(CEO)は「今回契約により、東南アジアでの旅行需要増加を背景にした輸送能力への懸念は一部解消され、高騰する燃料費の節約にも繋がる」と表明しています。開発中のA320neoファミリーは従来機と比べ約15%燃費が向上が期待でき、世界各国のエアラインより受注を獲得。今回の契約を含めるとA320neoの獲得受注数は2,667機となりました。

■エアバス:プレスリリース
Tigerair to order up to 50 A320neo