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2014年7月17日、ボーイングはイギリス「ファーンボロー国際航空ショー2014」で合計201機、総額402億ドル(約4兆800億円)の受注を獲得したことを発表しました。期間中、ボーイングは、200席クラスとなる737 MAX 8の新タイプを発表。この新タイプは現行プランよりも座席数を11席増加し、次世代737型機よりもさらに燃料消費率を20%向上します。また、新型777Xに採用する機内インテリアの詳細も発表しています。これまでに数多くの賞を受賞している777型機のインテリアと、787ドリームライナー用に開発された機内環境を基盤としたこの777Xのインテリアは、湿度を高めに設定した客室、15%大型化した窓、競合機よりも16インチ幅広の客室、運航会社の仕様によって調整可能なエコノミークラスの座席幅、などを特徴としています。
図解・ボーイング787 vs. エアバスA380―新世代旅客機を徹底比較 (ブルーバックス)図解・ボーイング787 vs. エアバスA380―新世代旅客機を徹底比較 (ブルーバックス)
青木 謙知

ボーイング787まるごと解説 21世紀にふさわしいハイテク中型旅客機“ドリームライナー”の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書) エアバスA380を操縦する―巨大旅客機の離陸から着陸まで (ブルーバックス) ボーイング787はいかにつくられたか 初代モデル1から最新787まで、世界の航空史を彩る歴代名機に迫る!! (サイエンス・アイ新書) ジェット・エンジンの仕組み―工学から見た原理と仕組み (ブルーバックス) ANA BOEING787 フ (イカロス・ムック)

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受注内訳はカタール航空が(54機/777-9X、50機/777フレイター、4機)、モナーク・エアラインが(30機/737 MAX 8)、エアー・リース・コーポレーションが(26機/777-300ER、6機/737 MAX、20機)、海南航空が(50機/737 MAX 8)、アボロンが(11機/787-9、6機/737 MAX 9、5機)、オーケイ航空が(10機/737 MAX 8、6機/ 737-800、4機)、CITが(10機/787-9)、イントレピッドが(6機/777-300ER)、アルジェリア航空が(2機/737-700C)、MGアビエーションが(2機/787-9)です。ボーイングのインターナショナル・コミュニケーション担当バイス・プレジデントであるチャーリー ミラーは、「ファンボロー・エアショーへの40回の出展を通し、ボーイングは民間、防衛両分野における自社の革新的、かつ市場を変える製品、装備機器、サービスの開発やその取組みを紹介し続けてきました。2014年ファンボロー・エアショーは、航空会社、パートナー企業、サプライヤー企業の皆様の熱気に溢れており、ボーイング製民間航空機に対する高い評価を頂き、期間中に今年の受注数が783機に達しました」と語っています。

Boeing, Qatar Airways Finalize Order for 50 777Xs
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Boeing, Air Lease Corporation Announce 777-300ER, 737 MAX 8 Order7d93f3b4.jpg


Boeing, CIT Group Announce Order for 10 Additional 787-9 Dreamliners
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Boeing, Air Algerie Announce Order for Two Next-Generation 737-700Cs
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Boeing, Hainan Airlines Announce Commitment for 50 737 MAX 8s
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Boeing, Intrepid Aviation Announce First 777-300ER Order
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■ボーイング:プレスリリース
Boeing Celebrates Farnborough Airshow Anniversary with Focus on Global Partnerships and Innovative Products