KC-390-roll-out

2014年10月21日、ブラジル航空メーカー「エンブラエル」社が開発中の新型戦術輸送機「KC-390」のプロトタイプ(R/N:PT-ZNF)がロールアウトし、同社ガビアン・ペイショート工場で記念式典が開催されました。式典には世界30カ国以上から軍関係者が出席し、ブラジルからはセルソ・アモリン国防大臣、日系ブラジル空軍総司令ジュンイチ・サイトウ准将が祝辞を述べました。エンブラエルではロールアウトに続き、初期評価目標である地上振動試験やエンジン、システム試験を継続します。試験が順調に推移した場合、本年度末に初飛行を予定しています。
軍用輸送機の戦い―機動力がもたらす航空輸送の底力 (光人社NF文庫)軍用輸送機の戦い―機動力がもたらす航空輸送の底力 (光人社NF文庫)
飯山 幸伸

偵察機入門―世界の主要機とその運用法 (光人社NF文庫) 爆撃機恐るべし―WW2航空機の意外な実態 (光人社NF文庫) ドイツ戦闘機開発者の戦い―メッサーシュミットとハインケル、タンクの航跡 (光人社NF文庫) ソビエト航空戦―知られざる航空大国の全貌 (光人社NF文庫) 戦闘機恐るべし―WW2航空機の意外な実態 (光人社NF文庫)

by G-Tools



KC-390はエンブラエルとブラジル空軍が共同で2008年から本格的に開発をスタート。ペイロード約20トンの双発ジェット輸送機として、貨物や兵員輸送、空中給油、捜索救助、森林火災など多彩なミッションに投入可能で同規模の輸送機代替需要を狙います。開発・生産にはE-Jetの開発で培った技術を投入、エンジンに民間機と共通のV2500を採用し低い運用コストとメンテナンス性獲得を予定しています。2014年5月20日にはブラジル空軍と28機の初期購入契約を締結。輸出も力を入れ行く予定で今後世界約600機以上の受注を見込んでいます。

■エンブラエル:プレスリリース
Embraer rolls out KC-390 military airlift