ana747a320neo

2015年1月30日、日本のフラッグキャリア「全日本空輸(ANA)」を傘下に持つANAホールディングスはボーイングとエアバスの旅客機4機種計15機の発注を発表しました。内訳はボーイング787-10が3機、737-800が5機、エアバスはA321ceoが4機、A321neoが3機のカタログ総額22億ドル(約2590億円)。787-10を国内の航空会社で導入するのはANAが初めてとなり、787ファミリー全3機種を運航するのもアジア初となります。737-800は2015年に、A321ceoは2016年、787-10は2019年~2020年、A321neoは2020年~2021年頃に国内線に導入する計画で、今後増加を予定する首都圏空港(羽田・成田)に対応します。
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井上 博(元ANAキャプテン)

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787-10は長胴型の787-9と比べて全長は5.5メートル長く、中胴は3メートル長くなる。航続距離は7020海里(1万3000km)で、メーカー標準座席数は323席。従来の同サイズ機と比較して、効率性が25%から30%向上しています。ANAホールディングスでは、標準型の787-8を36機、787-9を44機の計80機を発注済み。エンジンはいずれもロールス・ロイス製トレント1000で統一し、これまでに世界最多の34機(787-8を32機、787-9を2機)を受領。2014年7月にはA321neoを23機、A320neoを7機発注。こちらはプラット・アンド・ホイットニー「PW1100G-JM」を選定。今回発注を決めた4機種についてはいずれも自社購入。但し既存機である737-800とA321ceoは「セール・アンド・リースバック」で導入し、新機材であるA321neoのつなぎとして運用し長期保有は前提としていません。

■ANA:プレスリリース
固定資産(航空機)の取得に関するお知らせ