flymojo_cs100

2015年3月17日、ボンバルディア・エアロスペースはマレーシアで新設された航空会社「フライモジョ(flymojo)」より同社が開発中の新型旅客機「CS100」を確定20機、オプション20機受注し、購入に関するLOIに署名したことを発表しました。カタログ価格で確定分20機14.7億ドル(約1,800億円)オプションを実施した場合は、最大29.4億米ドル(約3,400億円)になります。設立発表はマレーシアランカウイ国際海事・航空宇宙展示会(LIMA)海上で行われナジブ・ラザク首相、リオウ・ティオンライ運輸相などが臨席しました。フライモジョ(flymojo)はASEAN地域で初のCシリーズ導入航空会社となります。
日本の旅客機2014-2015 (イカロス・ムック)日本の旅客機2014-2015 (イカロス・ムック)

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フライモジョ(flymojo)はジョホール州「スナイ国際空港」を拠点とし、第2ハブをサバ州「コタキナバル国際空港」とし、マレーシア国内便及び東南アジア諸国連合(ASEAN)やその周辺地域をターゲットにフルサービスキャリアとして10路線の就航を運行を計画しています。発表会場ではアジズ・カパラウィ運輸副大臣が「CS100は、マレー半島とサバ州やサラワク州、およびその他の地域に重要な役割を果たすことでしょう。ひいては、政府が推進するマレーシアとボルネオ島北西海岸地域の開発施策「イスカンダル計画」も増強されます。フライモジョにより、コタキナバルの位置づけも強化され、サバ州とサワラク州の観光に貢献することでしょう。」と述べました。CSシリーズはボンバルディア社が社運を賭け開発中の100~149座席旅客機。最先端技術やシステムインテグレーションの他、先進素材、最新アビオニクスを取り入れ、従来機と比較し運航コストを15%向上、燃料燃焼を20%節減します。今回の受注でCSシリーズは603機の発注とコミットメントを獲得。そのうち243機が正式発注です。

■ボンバルディア・エアロスペース:プレスリリース
New Airline in Malaysia, flymojo Executes Letter of Intent for up to 40 Bombardier CSeries Airliners