E-fan

2014年4月25日、エアバス・グループ(旧EADS)は同社の有人小型電動航空機デモンストレーター『E-Fan』がボルドー市近郊メリニャックで初の公開飛行を実施したことを発表しました。公開飛行にはモントブール経済相、メリニャック市長、政財界重鎮を招待し、欧州委員会の環境保護目標へエアバスが積極的に取り組んでいる事をアピールしました。エアバスでは超小型航空機「Cri Cri」を改造しリチウムイオンバッテリーを搭載する同社初の電動飛行機による実験を重ねてきました。今後試験を重ねてた上でE-Fanをベースにした実用電気飛行機の開発を行う計画です。「E-Fanプロジェクトは、今後の技術開発の一つの方向性を示しています。今はまだ小さな一歩ですが長期的に見てより経済的かつ効率的な航空機技術につながると信じています。我々の目標は明日の航空宇宙産業を定義し、新たなイノベーションを開発することです。」とエアバス・グループ最高技術責任者ジャン・ボッティ氏は声明を述べました。
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E-Fanは2014年3月11日に非公開で初飛行に成功。2人乗りで全長6.67m、翼幅9.5m、30kWのダクトファン2基を搭載、機体構造を炭素繊維複合材により徹底的に軽量化し僅か重量を500kgと抑えることに成功。バッテリーは韓国KoKam社製250V大型リチウムイオンポリマー電池で翼の内側部分に搭載し最長1時間の飛行が可能としています。モーターを利用した電気飛行機の場合、液体燃料を必要とする内燃機関エンジンのように二酸化炭素を排出することがなく、騒音も小さい為、近年世界中で研究が行われています。エアバスグループでは今後3時間以上の飛行が可能な複数のモデルを開発する予定で、教官と生徒が横に並んで座れる並列複座型の訓練機「E-Fan 2.0」と4人乗りの「E-Fan 4.0」の実用化を2020~30年頃までに目指します。量産機の生産はエアバス子会社のボルテール(Volt’air)がボルドー近郊の新設工場で行う予定。

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■エアバス・グループ:プレスニュース
Electric E-Fan Aircraft Demonstrates Airborne E-Mobility