saab21

第二次世界大戦中、スウェーデン「サーブ」社が開発した推進式戦闘・攻撃機『サーブ(SAAB) J21/J21R』開発・飛行試験記録フィルム映像です。1941年サーブ社ではレシプロエンジンの出力限界とプロペラ推進の空力的な制限を打開する手段として、後部にエンジンを設置した双胴形式の斬新なスタイルにまとめした。問題とされたパイロットの脱出方法も射出座席を採用し、冷却器は翼内に埋め込んだ当時最先端の戦闘機が完成しました。1943年7月30日に初飛行に成功。大戦中、中立を維持する重要な機体としてスウェーデン空軍の主力戦闘機として量産されました。戦時中日本の「震電」やアメリカ「XP-54」等同形態の戦闘機が開発されましたが、量産し実戦配備した国はスウェーデンのみとなります。終戦後、サーブ 21の機体を再設計し、ターボジェットエンジンを搭載した「サーブ J21R」が開発され、同機はスウェーデン初のジェット機として採用されています。映像には射出座席の実験風景やレシプロタイプ、ジェットエンジン搭載型J21Rの飛行試験等が確認できます。
Saab J21A / R (Yellow (MMP Books))Saab J21A / R (Yellow (MMP Books))
Mikael Forslund

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