TACOM

自衛隊用に防衛省技術研究本部が開発している多用途小型無人機「無人機研究システム(TACOM)」が硫黄島航空基地で初の自律飛行及び自動着陸に成功した際の映像です。離陸は自力ではなくF-15等の中・大型航空機に懸架し空中で発進する方法を採用、上空で発進し撮影した目標の画像情報をリアルタイムで送信することができます。遠隔操作タイプではなく事前に設定されたプログラムに沿って飛行し偵察後は自動で帰還可能としています。試作機は4機が製造され1機が事故で失われています。
「自衛隊」無人化計画「自衛隊」無人化計画
兵頭 二十八

無人機とロボット兵器 予言 日支宗教戦争 甦る零戦 国産戦闘機vs.F22の攻防 近代未満の軍人たち―兵頭二十八軍学塾 たんたんたたた―機関銃と近代日本 (光人社NF文庫)

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無人機を導入すれば、危険な空域でも人的被害を受けることなく偵察活動を行え、近年増加する中国の脅威を念頭に東シナ海の離島防衛や、北朝鮮の不審船への対処能力が強化されることが期待されています。