ElytronAircraft_plane

米アリゾナ州フェニックスを拠点とするベンチャー企業「エリュトロン・エアクラフト(Elytron Aircraft)」社が主翼とボックス・ウィングティルト航空機のコンセプトを発表しました。発表した機種は2人乗りスポーツタイプ「Elytron 2S」と乗客7人乗りの旅客機タイプ「Elytron 7S」の2タイプ。両タイプ共に主翼と尾翼を一体としたボックス・ウィング(クローズドウィング)とティルトローター、ティルトウィングを組み合わせた従来に無い機体となる予定です。同社は来年「Elytron 2S」の初飛行を計画しており、ウィスコンシン州で開催された「オシュコシュ・エアショー2014」に製造中の技術デモンストレーターを展示しました。現在は投資家から開発資金を集め実証試験に向け準備段階ですが、順次開発を進め、未だ未発達のティルト旅客機機市場参入を目指します。
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牧野光雄

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ボックス・ウィング(クローズドウィング)は理論上翼端が無い為、従来の翼端に発生する渦の影響、後方乱気流と関連付けらる誘導抗力マイナス値の大幅低減または排除することが可能とされ、航空業界はロッキード・マーティン社を始め世界中の大学や企業で研究が進められています。概念自体は古くから有り、1906年フランス「ルイ・ブレリオ」が製造したブレリオIIIがパイオニアとして有名です。技術デモンストレーターも兼ねる「Elytron 2S」は前後の翼端斜めにボックスを形成し、ウィングレットと連結することで従来の翼よりも約15%アスペクト比を高めます。これにより失速しにくくなり、垂直離着陸時に非常に適していとされます。機体は軽量化の為炭素繊維を多用、ティルト部分は胴体中央部で回転させるシンプルな構造としています。

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■エリュトロン・エアクラフト(Elytron Aircraft)
http://elytronaircraft.com/