f20809日本政府は航空自衛隊の次期主力戦闘機計画(FX)の最有力候補と位置付けるF35の開発の遅れを踏まえ、暫定措置として現有の主力戦闘機F15の改修継続か2011年度で生産終了予定だったF2の追加調達で対応する方針を固めた。この関連経費は12年度の予算に盛り込む見通しだ。複数の政府関係者が7日、明らかにした。

FXは老朽化により10年代から順次廃棄を始めるF4の後継機で、04年に閣議決定された中期防衛力整備計画(05~09年度)に7機の調達を明記。08年春までに選定を終え、09年度からの予算計上を想定していた。

当初は、レーダーに捕捉されにくいステルス機能と超音速巡航能力、高度な機動性を備えた最新鋭戦闘機F22の導入を模索。だが米側は輸出を禁じ、生産中止も表明した。次善の策として、同様にステルス機能を持つF35の導入を目指していました。

F35ライトニング2は米、英、オランダ、イタリアなど9カ国が共同開発中の機体で設計やシステム統合といった主要な開発は米ロッキード・マーチン社が担当。ステルス性に加え、敵の戦闘機の位置などの情報を集約するコンピューターシステムの向上により、戦闘能力が高いとされています。試作エンジンの損傷など開発段階でトラブルが相次ぎ、米空軍の配備開始は当初の予定より2年遅い2015年にずれ込む見通し。また共同開発の為参加国へ優先されることもあり日本が導入できるのはさらに遅れるものと考えられてきた為今回の処置とみられます。



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