xp1cracks防衛省が今年度中の部隊配備を目指して開発を進めている海上自衛隊の次期哨戒機「XP-1」の強度試験で、機体に長さ15~20センチの複数のひび割れが見つかったことが判明し、同省は今年度中に3機を配備する計画を先送りする方針を固めました。今年度に3機の配備予定していましたが同省は原因調査や補強の必要があるためこれを断念。P-3Cの運用を延長し、警戒監視に影響が出ないようにする考えとのこと。
P-1(XP-1)は、老朽化した哨戒機P-3Cの後継機としてXC-2次期輸送機と同時開発を行い、初の国産哨戒機として2001年に開発に着手。川崎重工業を主契約先とし、約3450億円かけて開発を進めていました。防衛省技術研究本部が地上で疲労強度試験機2機の機体に圧力をかけて強度を調べた際、尾翼の留め具のほか、主翼の付け根に約20センチ、燃料タンクに付随する部位に約15センチのひび割れが生じていたという。同省と各製造メーカーは「補強対策を施し、改修する」とし原因究明と対応策を急ぐ考えを示しました。試作・試験用航空機の強度試験でひび割れは世界各国メーカーでも多く見受けられP-1(XP-1)だけが特別ではありません。ただし本機は次期輸送機「XC-2」との同時開発であり25パーセントの共通部品を使用しているため構造強化や搭載機材見直しを検討すると補修作業期間に影響が出る可能性があります。

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