マレーシア、海上・航空宇宙展「LIMA ‘15(ランカウイ・エアショー)」2015年3月17日~21日開催

LIMA15

2015年3月17日~21日の期間、マレーシア北西部のランカウイ島で海上・航空宇宙展「LIMA ‘15(ランカウイ・エアショー)」が開催されます。隔年に開催されるエアショーではタイ王国空軍、シンガポール空軍、オーストラリア空軍など近隣国の航空機はもとより、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア機がデモフライトを予定。会場には31ヵ国から127機関、433の企業や防衛関連団体が参加し、昨年は5日間中4万人の貿易関係者、14万人の一般訪問者が来場しました。マレーシア空軍は米国製とロシア製の戦闘機を並行導入しおり、F/A-18D(ホーネット)やSu-30MKM(フランカー)MiG-29N(フルクラム)など両方の機体を一度に観れるのがエアショー最大の魅力です。開催期間前半3日間がトレードデイ、後半2日間が一般公開のパブリックデーとなります。ランカウイ島には日本からの直行便はなく、バンコク、クアラルンプール、シンガポールのいずれかで乗り換えが必要です。

マレーシア「LIMA ‘15(ランカウイ・エアショー)」の詳細は以下から

エアバス最新鋭旅客機「A350 XWB」カタール航空、納入初号機デリバリーフライト【写真35枚・動画1点】

Qatar-Airways_A350

2014年12月22日、エアバス最新鋭旅客機「A350 XWB」がフランスフランス・トゥールーズ本社において、ローンチ・カスタマーである「カタール航空」に納入初号機が引き渡され、デリバリーフライトに密着したカメラマンが撮影した写真です。A350 XWBは機体の53%に炭素繊維強化ポリマーや最先端技術を取り入れ、ロールスロイス製「トレントXWB」エンジンを装備し燃料消費量は既存機に比べ25%削減。シリーズには800型(270席)、900型(314席)、1000型機(350席)の3モデルがあり、カタール航空に納入される初号機は1-2-1配列のビジネスクラス36席、3-3-3配列のエコノミークラス247席の900型。カタール航空は2015年1月から、カタール(ドーハ)-ドイツ(フランクフルト)線に投入され世界初の商業運航が開始されます。

MRJ搭載用ギヤードターボファンエンジン、プラット・アンド・ホイットニー「PW1217G」試験運転映像

MRJ_PW1200G_test

三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」搭載用のギヤードターボファンエンジン「PW1217G」試験運転映像。エンジンの試験運転は1月13日に県営名古屋空港の駐機場で初めて右舷エンジンを起動させ、動力、油圧、燃料、空調、電気系統などの各種システムが作動したことを確認しました。映像でのエンジンからの白煙は長期保管用の油が霧状に排出するもので、通常の燃焼排気ガスとは異なる初回起動時固有の現象です。米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製ギヤードターボファンエンジンは、エンジンのファンを低圧コンプレッサーとタービンとは異なる速度で動作させる減速機構を採用することで最適な回転数で運転を可能とし、燃費と排気、騒音を大きく改善する次世代エンジンです。

スホーイ、「アエロフロート・ロシア航空」より「SSJ100」20機受注。カタログ総額460億ルーブル(約840億円)

Aeroflot-SSJ-100

2015年1月15日、スホーイはロシアのフラッグキャリア「アエロフロート・ロシア航空」より同社のリージョナルジェット「スホーイ・スーパージェット(SSJ100)」を20機受注したことを発表しました。受注総額は非公開、カタログ総額は推定460億ルーブル(約840億円)。近年、ロシアでは国内便が急速に拡大し続けており、2014年時点で前年比23.6%増加していることを受け将来の利用拡大を見込み発注を実施。今回の契約はアエロフロートが発注・運行中の既存の30機に追加され、グループ発注総数は計50機。2017年までに傘下のエアラインで短距離路線に投入される予定。

ブルーエンジェルス「ファットアルバート」&米海兵隊「サイレントドリル小隊」共演訓練風景【写真10枚・動画1点】

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アメリカ海軍アクロバットチーム「ブルーエンジェルス」の輸送機C-130T「ファットアルバート」とアメリカ海兵隊「サイレントドリル小隊」の共演訓練を撮影した写真。「M1ガーランド」ライフルを装備する24人の小隊で構成されるドリル小隊は、アメリカ海軍・海兵隊が全国の様々な会場で展示ドリルを実施しています。撮影は2014年3月4日にアリゾナ州ユマ海兵隊航空基地で実施され、上空30mの超低空飛行を行うファットアルバートと一糸乱れぬサイレントドリル小隊が確認できます。

ボーイング、スペイン「エア・ヨーロッパ」より787-9を計14機受注。カタログ総額36億ドル(約4,300億円)

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2015年1月15日、ボーイングはスペインの「エア・ヨーロッパ」より787-9を計14機受注したことを発表しました。カタログ価格で総額36億ドル(約4,300億円)の契約となり、ボーイングがスペインの単一航空会社から受注した金額としては最高金額となります。受注自体は12月に行われましたが匿名顧客としてオーダーブックに記載されていました。同社はこれまでに787-8を8機発注しており、今回と合わせ計22機の787ファミリーは長距離路線に投入され機体年齢の高いA330-200から順に置き換えられます。搭載エンジンはロールス・ロイス「トレント1000」を選択、2016年内に787-8初号機を受領予定。

ロシア連邦、チェルニゴフカ空軍基地「第11航空軍第319独立ヘリ連隊」Mi-24、Ka-52訓練風景【写真37枚・動画1点】

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ロシア連邦、ウラジオストク北部チェルニゴフカ空軍基地所属の「第11航空軍第319独立ヘリ連隊」Mi-24、Ka-52の訓練風景を撮影した写真です。同基地にはKa-50の複座型最新モデル「Ka-52(アリゲーター)」が2012年より配備が開始され、老朽化が進む武装強化型Mi-24Pからの機種転換訓練とMi-8AMTShによる夜間強襲訓練が行われいます。写真にはB-8V20ロケットポッドに手作業でS-8ロケット弾を装填している様子や機体整備風景を確認できます。

南半球最大規模の航空博覧会、アバロン「オーストラリアン・インターナショナル・エアショー」2015年2月24日~3月1日開催

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2015年2月24日~3月1日にオーストラリア、ビクトリア州ジーロング「アバロン空港」南半球最大規模を誇る『オーストラリアン・インターナショナル・エアショー2015」が開催されます。日本とは季節が逆転するオーストラリアの2月は調度夏の終わり頃で、過ごしやすく時差も少ないので観光も兼ねて多くの日本人にも訪れる人気のエアショーです。メルボルンで2番目に利用者の多い空港であるアバロン空港を2年に一度閉鎖して行われ、広大な会場にはオーストラリア軍の航空機、陸上火器などの他、米海軍・F-22・グローバルホーク等の他、民間機も数多く展示、デモフライトが実施されます。開催期間前半3日間はトレードデイ、後半が一般公開のパブリックデーとなります。本年はシンガポール空軍アクロチーム「ブラック・ナイツ」2機がゲスト参加を予定しています。

アバロン「オーストラリアン・インターナショナル・エアショー2015」の詳細は以下から

ロシア空軍、ヤコヴレフ「Yak-130」使用新アクロチーム「クリリヤ・タヴリージ(Крылья Тавриды)」発表

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2015年1月11日、ロシア空軍は本年よりヤコヴレフ「Yak-130」複座高等練習・軽攻撃機を使用するアクロバット飛行チーム「クリリヤ・タヴリージ(Крылья Тавриды)※」が本格的に活動を開始したことを発表しました。チーム名であるタヴリージ(タウリカ、タヴリダ)は2014年にロシアへ編入されたクリミア半島の旧名称、Крыльяは複数の翼の意味で日本語では「クリミアの翼」となります。ロシア国内外へクリミア編入のアピールとYak-130輸出への貢献が期待されており、「ロシアン・ナイツ」「スイフッツ」「ロシアン・ファルコンズ」「ゴールデン・イーグルズ」続く5番目のロシア空軍アクロバット飛行チームとなります。活動スケジュール及び塗装、ロゴは未発表。早ければ5月の対独戦勝記念式典と7月のロシア国際航空宇宙サロン「MAKS 2015」で飛行を行う予定。

かつてのギリシャ共和国首都「アテネ」空の玄関口「ヘレニコン国際空港」廃墟【写真27枚】

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2001年まで半世紀にわたりギリシャの空の玄関として運用されてきた「旧アテネ国際空港(エリニコン国際空港)」の廃墟写真です。同空港の歴史は古く1941年、ナチス・ドイツがギリシャに侵攻した際に空軍基地として建設。第二次世界大戦後はアメリカ空軍基地として運用され、1951年欧州復興計画(マーシャル・プラン)により民間運用が開始。長年アテネの玄関口として年間12万人の観光客を受け入れてきました。2004年に開催される「アテネオリンピック」に向け改修が検討されてきましたが、ターミナルの老朽化、付近に民家の密集、騒音対策などにより滑走路の延長が難しく、新空港の建設が決定し同空港は2001年に閉鎖されることになります。当時ギリシャはユーロ加盟で表面上は好景気でヘレニコン国際空港跡地は商業・リゾート地域として再開発する計画が進行、アテネ五輪の競技会場として使用後高値で売却が行われる予定でした。2005年には複数の売却も進むも、急激な景気後退と金融危機により長年放置されることになります。当初ギリシャ政府はモナコ国土の3倍に相当する空港跡地を50億ユーロ(約5,200億円)以上での売却を望んでいましたが2014年に9億1500万ユーロ(約1,300億円)で企業連合に99年間契約でリースされています。跡地は今後住宅やホテル、商業施設、港、公園などに生まれ変わることになる為、ターミナルの解体と放置機材の撤去が進められます。
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